「清っちゃんたかっちゃんと歩く美袋銀座」

歩いてきました!美袋の銀座。
雨がふらないといいけどと良いながら、集まったのは、地域の方5人(みなさん当日飛び入り参加!)と最近移住してきたYさん。清っちゃんたかっちゃんとスタッフ入れて総勢10名でのまち歩き。
住むエリアもばらばらなみなさんですが、「あそびのきちおひさま」のスタッフだったり、お友達だったり、回覧板で知ってきて下さったり。
嬉しい悲鳴をあげながらスタートしました。

まずは美袋駅からぐるっと回って、消防署や採石場のあるところ。
しょっぱなの美袋駅にもいろいろなエピソードが満載。
卵を27個食べた話、お好み焼きの話、線路を渡る階段の話、汽車に飛び乗った話。
採石場のところでは、飛び入り参加の河原のおばあちゃんがいつもお正月に参っているお厄神様の話。昔は疫病がはやったときに行っていたところ、焼き場の話。
ここでもうハヤ「今からそこに行ってみん?」というスピンオフの提案が参加者から飛び出します。
銀座までたどりつかないかもの一瞬まであり、大盛り上がり。

昔ながらの商家が残るエリアでまた小さく悲鳴をあげながらじっくり見ます。
瓦に「森」という字が彫ってある!とか、この机がかわいい!とか、いちいちかわいがるガールズ(?)トーク。
そしてあがりこむ、人の庭。
お酒の森さん宅のお庭には、大量のメダカが飼われていました。
おじさんに話を聞くと、
「時々からあげにして喰いよるんじゃ。」
「はいみなさん。これから30分間草取りしてくださいね。」
。。。ここにもいたよ、おもろい人。

そこから銀座に入ります。
建具屋、散髪屋、美容院、パン屋、貸本屋、小間物屋、ゲタ屋、お菓子屋、自転車屋、タイヤ屋、包丁研ぎのおじさん、船渡しの人を「◯◯やーん!」と呼べば来てくれたこと、その人を地域みんなで雇っていた話。
シアターもあり、映画や芝居、浪曲やカラオケ、夜はストリップ劇場までしていたとか!
当時のマスターの息子さんがいいぐあいに登場して話をしてくれました。
清っちゃんたかっちゃんの話は、本領発揮で、
「この店は漫画を置いていたからここによく来て読んだ。」
「割り木を集めて5円もらっていた。」
「川に中州があって、スイカがなっていた。こっそりスイカを取って、川下へ流すとたかっちゃんが受けとめて、2人で『これまだ甘くないじゃないか。』などと言いながら食べた。家へ帰るともう親は知っていて怒られた。」
「包丁研ぎのおじさんはひげぼうぼうで、肩にしゃべるカラスが乗っていた。」
「電柱の工事のおじさんの下で待っていると、銅線を短く切ったものを落とした。それを拾って売るとお小遣いが稼げた。」
「ゲタ屋の桐の木の皮をはがす仕事は子どもの仕事。駄賃をもらってアイスキャンデーを買った。」
「川を渡る前にこの店でみんな一杯飲んでいた。」
「映画は子どもは3本立てで30円だった。」
「家にお風呂が無い人はもらい湯をしていた。家はお父さんが左官でお風呂だけはタイル張りで立派だった。」
「お正月には紅白の幕をして富くじをしていた。カドヤのおじさんがタンス一式などの豪華な景品を集めていた。」
「この家でかくれんぼして遊んだ。ピアノがおいてあった。」
「ここのおじさんは英語を教えていた。」
「繁農期は学校が休みになったけど、子どもも仕事がたくさんあった。サラリーマンの子がうらやましかった。」
「田んぼの鳥よけの大きな爆発音を出すのは子どもの仕事だった。」

地域に回覧板を回したせいか、みなさん何となく知って下さっていて、ぞろぞろ人の家を見て回る一行に声をかけてくださいます。
ところどころに登場する地域の方にも話をしてもらいながら、
参加してくれたおばあちゃんたちもだんだん記憶が蘇り、
「なんだか昔の様子が目に見えるよう。」とはYさん談。

何と通りと裏通りを行って帰って2時間ほどのつもりが、4分の1ほどのところまでで2時間強。
濃〜〜い時間でした。
八幡様でほっと休憩。お茶を飲んで、
近所の寺澤さんが作ってくれたお菓子をみんなで頂きます。
なんと「昭和暮らし」バージョンのお菓子で、
まるみ麹さんの味噌で作った味噌蒸しパンと岡山県産の粉で作ったクッキー。
おいしいね、おいしいねと頂きました。

皆さんの感想から、
「ここに何十年と住んでいてもなかなか行ってみることのないところへ行けて良かった。」
「おいしいおやつが食べられて良かった。」
「こうやってあいさつ程度の知り合いのおばちゃんと知り合う機会ができたことが嬉しい。」
「またこのメンバーで集まってやりましょう。」
「今日歩けなかったところを後半をやりましょう。」
「まだこの地域をよく知らないので、こうやって一緒に教えていただけて楽しかった。」
などいただきました。

本当に充実した会でした。
参加してくれた皆さん、地域のために仕事を休んでくれた清っちゃんたかっちゃん、ありがとうございました!!

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昭和地区美袋(みなぎ)をこよなく愛する清っちゃん、たかっちゃんの(お笑い?)コンビに、美袋のメインロードをガイドしてもらいながら散歩します!
2人が子ども時代から親しんだ通りやそこで暮らす人々の様子とはどんなものだったのか?
お店屋さんがたくさん並び、まさに「銀座」だった場所。ものづくりが日常にあった生活の一端をのんびり歩きながら探ります。
2人が繰り出す「おやじギャグ」に悩殺されること間違いなし!

日時:5/18(月)9:30-12:00
場所:昭和地区美袋の通り
集合場所:昭和公民館前(岡山県総社市美袋1915-4)※JR「美袋(みなぎ)」駅至近、駐車場有り
参加費:500円/1人
用意:日よけ対策(帽子、長袖、タオルなど)、水筒
雨天時:小雨決行。(その場合レインコートや傘など要持参)ざんざん降りなら延期します。(日程は後ほど連絡します。)

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