ノートルダム清心女子大学生の卒論研究のお手伝い『防災クッキング』

ノートルダム清心女子大学食品栄養学科の学生で昭和地区にお住まいの山本実雨さんの卒論研究のお手伝いをしました。
自身の西日本豪雨被災の経験から地域防災の重要性を感じ、食事の面から研究してみることにしたそうです。
子どもたちに防災教育を行って家庭への浸透を図るのがねらいとのことで、災害時に避難所となる昭和中学校の生徒たちにもボランティアで小学生たちのお世話を担当してもらいました。
はじめにスライドを使って地震や津波、台風や豪雨による水害など自然災害に対して事前に備えが必要であることをクイズを交えながら学んでいきました。
そしてもし発災してライフラインが止まってしまったら、復旧までどうしのぐか。電気・ガス・水道が止まるなか体調不良を起こさないようなるべく普段通りの食事を作る方法「パッククッキング」が紹介され、いよいよ実際に作ってみるワークショップへと展開していきます。

メニューはカレーライス、わかめとコーンのサラダ、かぼちゃ蒸しパン。
ご飯はアルファ化米をお湯で戻して使います。
それぞれ具をビニール袋に入れて味が均等になるようもんでいくのですが力加減が子どもには難しかったようで、ビニールが破けて中身が出てしまうハプニングが起きたり、途中飽きて調理室を出て公民館内をうろついてしまう子がでたりしましたが、中学生ボランティアや上級生がうまくまとめてくれていました。
料理が完成すると試食タイム。
なかなかおいしいものができたようです。災害時に温かいものや野菜がしっかりとれたらうれしいですね。
ワークショップまえ、直後、その後と3回アンケートをとって防災意識に変化が起きたかを論文にまとめていくそうです。
どんな結果になるか楽しみです。(スタッフ山本)