「昭和で聴く岡山空襲と戦争という時代の話」
- 2015/07/15
- ご縁作りの時間
去年に続いて2回目の戦争の話。元校長先生の「近藤ばーば」と舞踊の先生の「横山のお母さん」という昭和地区重鎮お二人に話していただきました。
今回は、はるばる井原市より、昭和暮らしプロジェクトの視察ということで、60代から80代くらいの方々が何と総勢30人ほど参加して下さり、百戦錬磨のお二人も視察団を前にして緊張の面持ちの中、始まりました。
近藤ばーばからは1945年6月29日の真夜中に突然始まった岡山空襲の体験談を、
横山のお母さんからは戦争によって家族がバラバラになってしまったこと、長崎へ落とされた原爆の話を伺いました。
戦争の悲惨さやむごさはもちろんのこと、どんなことがあっても戦争を二度としてはならないということを伝える大切さを、力を込めて語ってくださいました。
ここまでで十分に素晴らしい会だったのですが、なんとこの後に素晴らしい展開が……!
いつものように自己紹介かねてお話を聞いた感想などをひとりずつに話していただきました。
すると出てくる出てくる……親から聞いた戦争の話。食べ物がなかった話。ご自身の体験された戦争。岡山空襲の火を遠くから見ていたという方や、お母さんの背中におぶわれて岡山空襲の中を僕も逃げました、という方。
近藤ばーばと横山のお母さんの熱い思いが、みんなの心の奥にあった戦争や平和への思いの扉をどーんと開けたようでした。
戦争による思い出はみな辛く悲しいものばかりですが、それでも今、語り継いで行く事、顔を見て話し合ってみる事の大切さをつくづく感じる時間となりました。
このレポートを書きながらも、近藤ばーばが最後に言っていた言葉を噛み締めるのでした「どうぞ家に戻ったらひとりでも多くの方と戦争や平和について話してみてください」。
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終戦の時に小学3年生だった横山三恵子さんと、岡山空襲の中を必死に逃げた近藤京子さん(当時女学生)に戦争のお話を伺います。小学生だった横山さんの眼からみた戦争とそこから起きた様々な出来事。「空襲が花火のようで今でも花火が怖い」という近藤さん。戦争のあった時代の空気や、戦争が引き起こしたことなど、直接お話を聞き、みんなでゆっくり話ができたらと思っています。
7月15日(水)13:30〜
地域のおばあちゃんのサロン「愛プロジェクト」(総社市原1795-1)
※JR美袋駅から2.5km(徒歩30分、車7分)
参加費:500円(資料代、場所代、お茶菓子代含む)
※場所がわからない方は、あそびのきちおひさまの駐車場かJR美袋駅で待ち合わせして行きましょう。
(電車で来られる方はスタッフの車で「美袋駅⇆愛プロジェクト」の送迎も可能です。ご相談ください)
※託児はおひさまで可能です。お子様と一緒にご参加いただくこともOKです(子ども無料)。