グラフィックデザイナー岡野雄一郎さんに聞く、おしごとの話と体験ワークショップ

不登校の子どもの居場所事業、今回は「おしごとのお話と体験ワークショップ」。

講師にデザイナーの岡野雄一郎さんをお招きして開催しました。

「デザイナーというとどんな仕事をイメージする?」という質問からスタートして、岡野さんの仕事の様子をプロジェクターを見ながら説明を聞きデザイナーのお仕事体験の導入に入っていきます。

ポテトチップスのパッケージがズラっと並べられると、次はパッケージに込められた作り手のねらいを想像していきます。

派手な色合いのA社のポテトチップス、それを真似したかのようなB社のチップス。

かと思えば反対にシンプルを極めるコンビニのオリジナルブランドのもの。

子どもたちはそれぞれに「味と色のイメージを合わせている」「シンプルなのは買い物かごにあっても恥ずかしくないようにかも」などと想像をめぐらし発言していました。

ワークショップでは「おかぽん(岡野さん)の食べたくなるようなお寿司を考えよう」というお題で画用紙にオリジナルのお寿司をパステルで描いていきました。描くにあたって岡野さんの好みを聞き出そうと色々な角度で質問を繰り返し・・・結果なかなか独創的なお寿司を作り上げた子もいましたよ。

デザイナーの仕事というとPCに向かって孤独な作業をイメージしていたけれど、一つのデザインが出来上がるまでに作り手の思いを聞き取ったり、カメラマンと共同作業したり、チームで作り上げていくものだということが感じ取れた体験になりました。

福武教育文化振興財団の助成金での活動は今回で最後になりますが、お仕事体験をシリーズ化して、子どもたちが将来の自分をイメージしていくお手伝いができればと考えています。(スタッフ山本)

↑ ポテトチップスは参加者のお土産に。おいしい体験になりましたね。

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