大角さんとイノシシと宇山の暮らし
- 2017/11/03
- ご縁作りの時間
宇山で生まれ育った大角さんに山での暮らしをご紹介してもらおうという企画。大人21名、子ども27名参加の大人気のイベントでした。
お天気に恵まれた文化の日。いい予感はしていましたが、当たりました。
朝、集合場所に大角さんから電話がありました。なんと今、イノシシがワナにかかっているがどうする?というもの。
ワナの仕掛け方や獣道などを教えてもらいながら山歩きの予定のはずが急遽、捕獲〜解体の見学に。
現地へ乗り合わせて行くと、大角さん達が崖の下からワイヤーで獲物を引き上げました。
順番にイノシシの毛を触って堅いね、という子ども達。
解体はもし苦手な方がいたら、別の場所でワナの仕組みをお話してもらいましょうか?と聞いてみましたが、大人も子どももほぼ全員が解体を見る方に挙手。
命をいただくこと、その技術を学びました。
解体の後は別のワナをしかけた場所を見に行き、イノシシ肉のバーベキューもしました。
感想をシェアしながら、遠くは和気や備前市、井原市や倉敷市などからいらしてくれたことがわかりました。
田舎に住んでいてもなかなかイノシシを穫る、というのは実際には見ることもなく、教わる機会もないので皆さん興味津々で申し込んでくださったようです。
そして彼岸花で斜面に作られた「大角」の文字を背景に集合写真。
午後は残れる人だけが残り、当初予定されていた獣道を教えてもらったり、ワナの仕掛け方を教えてもらったりしました。
大角さんは余裕があったら、とヒラタケを植えるための準備もしておいてくださり、時間の都合上出来ませんでしたが、殖菌のやり方の書類(大角さんお手製!)だけが配布されました。次回も楽しみです。
皆さんイノシシ肉のお土産を手に山を降りられました。夕飯はぼたん鍋でしょうか。(スタッフ渋谷)
▽大角さん手作りのおもちゃ
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標高300メートルほどの宇山。ここで生まれ育った大角さんは、子どもの頃から魚釣りしたり、しじみをとったりしています。
田んぼをイノシシに荒らされてしまうので、手作りのワナを仕掛けて、捕まえています。
キノコも自分で切り株に植菌して自家栽培。
山の空気で美味しく育ちます。
そんな山の暮らしを、自然と共存していく大変さや工夫を、ご紹介してくださいます。
2017年11月3日(祝)
09:00 JR美袋駅、またはおひさま駐車場に集合
09:30〜10:30 手作りのワナやイノシシ猟についてのお話
10:30〜12:00 山で「ケモノ道」を探し「ワナ仕掛け」の実践をします!
12:00〜13:00 大角さんが仕留めたイノシシ肉を焼いていただきます。
参加費:500円(小学生以下無料)
※山を歩くため小学生以下は保護者同伴でご参加ください。
会 場:宇山・大角家周辺(車に乗り合わせて行きます。)
持ち物:飲み物、おにぎりなどの主食、軍手、ショベル(移植ゴテ、堅い方がいい)
服 装:汚れてもよい服装(長袖、帽子、山歩きのできる靴、長靴がいいかもしれないです。)
お申し込み期日:10/31(火)までにお申し込みください。
【お申し込み・お問い合わせ】 okayama.kurashi@gmail.com / 070-5368-2315 (渋谷)
主催:おかやま昭和暮らしプロジェクト
協力:あそびのきちおひさま
助成:公益財団法人福武教育文化振興財団