昭和地区とは

岡山県の南西部に位置し、岡山市と倉敷市に隣接する総社市。
かつての古代吉備の国の中心として栄えた総社市の北部に、このプロジェクトの舞台である昭和地区があります。中央に清流高梁川が流れ、山々に挟まれた小さな地区です。

飛行機

山の上にある空港で、コンパクトな規模なので利用しやすい。岡山ー東京便はJAL、ANAが運行、一日10便と比較的本数が多い。岡山空港には無料駐車場もある。岡山、倉敷駅間をリムジンバス、津山方面へは乗り合いタクシーが走る。運賃は片道16,000円程度のプランもあり便利。同区間往復運賃+1泊が20,000円~と手軽なツアーも。

羽田空港~岡山空港・・・約1時間15分
岡山空港~総社市昭和地区・・・約45分

高速

東西に延びる山陽自動車道の岡山ICは岡山市中心から約20分ほど。高速バスは東京・大阪・神戸・京都・名古屋・広島・高知・松山・徳島・鳥取・島根・福岡への12路線がある。東京へは岡山、倉敷、津山発着便が数社あり、所要時間は約11時間(両備バス調べ)。料金は4,000円代~。

東京・・・約650km
大阪・・・約220km
総社インター~総社市昭和地区・・・約30分
賀陽インター~総社市昭和地区・・・約40分

鉄道

新幹線は東京へ3時間12分、新大阪44分、また岡山駅ー東京駅が片道約16,000円。JRでは、新幹線回数券、駐車場の利用がしやすいなどメニューも充実。

◯新幹線
東京駅~岡山駅・・・約3時間30分
新大阪駅~岡山駅・・・約45分

◯伯備線
岡山駅~美袋(みなぎ)駅・・・約41分
倉敷駅~美袋(みなぎ)駅・・・約24分

アクセス
歴史

総社市昭和地区は元々、「日美(ひよし)」「下倉(したぐら)」「富山(とみやま)」「水内(みのち)」の4ヶ村が合併してできた昭和町。

そこから1972年(昭和47年)に、総社市と合併し、現在に至ります。
町内の大部分が吉備高原の南部山地で、岡山県の3大河川のひとつである高梁川を抱く山々が美しい地域です。高梁川は沿岸の生物を育て人情をはぐくみ、また古くは高瀬舟が往来し、伯備線が開通するまでの約400年間にわたって、この地域の産業・交通の動脈としての役割を果たして来ました。
江戸時代から明治時代にかけて菜種や棉実油などの油絞り、のぼり窯での焼き物、たばこ、綿、造船、鍛冶、硯石、薄荷(ハッカ)、醤油などの生産も盛んでした。戦後は山から木を切り出して製造する箸工場がいくつもでき、注目されましたが、外国産の箸が輸入されるにつれて衰退しました。

文芸・学術分野の著名な人々

社会科学研究者 大月照江(日羽)
歌人 板口富美子(美袋)
書家 渡辺烏城(水内)
文学者 赤木巴山(美袋)
筝者 大月忠道(日羽)

民俗

正月の行事
「元旦」

元旦には、早朝に起きて手火をともして「福をくむ、徳をくむ、幸の水をくむ」と3回唱えて若水を汲む。草田(下倉)では大みそ日に吉備津神社に歩いて参り、一日の朝に帰り八幡様に参拝していた。お雑煮は「すまし」にして中に野菜やもちを入れ、上にぶりの切り身をのせた。もちは自分の年の数だけ食べるのがよいと言って、子どもたちは競って10も15も食べて自慢した。よその子どもが「おめでとう」とやって来るとミカンやくしがきをやり、ハネツキ・タコアゲ・お手玉・いろはガルタ・スゴロクなどで遊んだ。この日は終日雨戸を閉じて福が出ないようにし、そうじをしない、風呂もしない寝正月であった。

※参考文献「昭和町史」昭和45年6月発行 執筆編集者:大月雄三郎 写真:秋政方一

教育
教育施設

現在昭和地区には以下の教育施設があります。
昭和幼稚園
維新幼稚園
昭和小学校
維新小学校
昭和中学校

また、大家族のような地域の中での子育てや親支援をしている「あそびのきち おひさま」があります。

英語特区

対象の幼稚園、小学校、中学校が連携し、一貫性のある特別な英語教育を提供することにより、豊かなコミュニケーション能力と国際的視野を身につけた人材を育成します。
対象である昭和地区の維新幼稚園、昭和小学校、維新小学校、昭和中学校には全国から入園・入学ができます。
※詳しくは総社市教育委員会学校教育課HPをご覧ください。

五つ星学園

<五つ星学園とは?>
 五つ星学園とは,いわゆる「小1中1ギャップ」を解消するため、学校生活・学習指導・生徒指導などの各場面で、幼稚園小学校中学校のなめらかな接続を大切にすることにより、中学校進学の段階で発生しがちな「勉強や人間関係への不安感の増大」や「問題行動等の増加」という課題の解消を目指した取り組みを実施している岡山県総社市内小中学校5校のことです。

<幼小中一貫教育の目的>

 英語教育特区の指定により、昭和中学校区で永年積み上げてきた連続性・継続性・発展性という実績を生かして、幼稚園・小学校・中学校12年間の一貫教育を行うことにより、生涯を自ら豊かに学び続け、自他のいのちを大切にして生き抜く子どもを育てていきたいと考えています。
 また、現在の教育課題である、いわゆる「小1中1ギャップ」を解消するため、学校生活・学習指導・生徒指導などの各場面で、幼稚園小学校中学校のなめらかな接続を大切にすることにより、中学校進学の段階で発生しがちな「勉強や人間関係への不安感の増大」や「問題行動等の増加」という課題の解消を目指します。

<教育グランドデザイン>

 「一貫教育の目標」は、「夢と希望をもって生き抜く 五つ星学園っ子の育成」です。この「五つ星学園」という愛称は、平成25年度3学期に昭和中学校区幼稚園・小学校・中学校の子ども・保護者に呼びかけ応募があった、総数250点の愛称の中から、2月の教職員全体会での協議を経て、平成26年3月11日の「地域連携協議会」において決定された愛称です。
※詳しくはHPをご覧ください。