デザイン系学生×美袋:美袋街道こころ旅
- 2016/10/29
- 学生×昭和地区
「美袋街道こころ旅」は総勢40名を超える参加で、わいわいと楽しんできました!
先導する「愉快なおじさんたち」は3人のはずが4人になり、当日飛び入りもあって、5人での案内をしてもらいました。
きよっちゃん、たかっちゃん、多田さん、けんちゃん、赤木さんです。
多田さんは元市会議員だそうで、トークは慣れたもの。トップを引っ張ってくれました。
きよっちゃん、たかっちゃんがしんがりを努めてくれて、途中でいろいろフォローしたり、細かいエピソードを披露してくれます。
中でも印象的だったのが、きよっちゃんの土葬の話。
埋めたあと、しばらくしてから掘り返して、骨を砕いて骨壺に入れるとか。
「骨をたたくと、ぴしゃっと飛ぶんよ。」
リ、リアルな描写に神妙に聞き入る若人たち。
でもそうやって、日常に死者と触れ合って(?)いた子ども時分を過ごした人の、人に対する距離感って、
きっと現代とは違っているんじゃないかなあ、なんて思いました。
それもほんの、数十年前の日本の姿。
けんちゃん、赤木さんも、やわらかく補足をしてくれて、ときどき、きよっちゃんに「どうだったかなあ。」と聞きに来たり。
途中でなにやらあまから〜い、みたらし団子のような香りがする!と、
美袋に古くからある醤油やさんを訪ねて、中をみせていただいたりしました。
最終地、八幡様では、「ニッケ」の樹がある!と、みんなで木肌を嗅ぎ回りました。
根っこのはじっこをちぎって、「これをよくおやつ代わりにしゃぶっとったんよ。」とおじさんたちが見せてくれました。
お堂の中で、地域のスイーツ作りの得意な寺澤さんのおなじみ「まるみ麹」の味噌蒸しパンと甘酒蒸しパンとコーヒーを楽しみながら、
県立大学の学生さんたちの「よかったところ」のスライド発表会です。
思わぬ目のつけどころに、笑ったり感心したり。
一枚一枚の写真に、地域の方々が自然に解説を入れます。
中には、山肌の土砂の採掘開発で自然が壊されているところを鋭く切り取った写真もありました。
今後、どうやって美袋の魅力やみんなのやりたいことを引き出しまとめていくことができるのか、
「昭和ドリームプロジェクト」の行方とともに、期待が大きくふくらんだ一日でした。
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岡山県立大学デザイン学部で、建築や製品、ビジュアル・造形デザインを専攻する学生さん達と昭和地区のコラボが進みつつあります。
その第1弾として、
おなじみ「きよっちゃんたかっちゃん」に登場してもらい、
美袋のまち歩きをすることになりました!
名づけて「美袋街道こころ旅」。
きよっちゃん、たかっちゃんとの爆笑打ち合わせで決まりました。。。
何かのパクり、だそうです。
10/29(土)の13:15スタート。
集合場所は美袋駅です。
昭和地区の中の美袋エリアでも、水内エリアの「なっちゃん家」や愛プロジェクトのように、子どもとお年寄りが寄れるような居場所をしようや!という活動の話し合いが始まりました。「昭和ドリームプロジェクト」という名前もつきました。
空家を改修して、、、とできればいいなあと言っていたのですが、なかなか提供物件がなく(空家はいっぱいあるのですけどね。。。)、それならまず、歩いてみようや!ということで、ぼちぼちスタートします。
昭和暮らしプロジェクトでは、その活性化の一端を岡山県立大学の学生さんの学びの場として作っていくコラボをコーディネートしています。