野生桃観察&セミナー
- 2022/03/27
- プロジェクトの日常
美袋に野生桃が自生しているということで、観察会と保護活動の説明会が開催されました。
研究されているのは瀬戸南高校の苅田実先生。野生桃研究会の平松さんといらしてくれました。
絶滅危惧種なのか、というと研究者が少なく、データ不足で不明とのことですが、きちんと研究されたら絶滅危惧種に指定される可能性のあるものだそうです。
まずは自生地その1。線路際の桃を見に行きます。
先生の以前の調査では、5本程度と思われていたようですが、20本近くあったようでうれしい悲鳴。
こぼれ種から出たであろう若木も下に生えていました。
次は自生地その2。川向こうの調査で船を出していただくことに。
船頭さんと苅田先生で崖を登って行きました。
研究には体力と筋力が必要ですね。
他の人達は対岸で水切りなどをしながら見守りました。
途中、岩の転がる音が聞こえてハラハラしましたが、人は無事だったようでよかったです。
まるみ麹さんの発酵研究所で野生桃の由来や位置付け、接木の方法などの説明を聞き、苅田先生のお手製の分厚い資料と野生桃の種をいただき解散に。
今後も継続して、集まりを持つことになりました。(スタッフ渋谷)
↑ こぼれ種から出たと思われる若木を発見。保護させていただくことに。
川の向こうの木の調査に出かけます。
↑舟で先生が持ち帰った枝をみんなで撮影会。
↑ さっそく植樹する美袋の仕事の早いおじさま達。
↑ 苅田先生の農園の野生桃の種子
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昭和地区に野生桃が自生していました。
もう全国的にあまり残っておらず、絶滅が心配されている桃です。
一般的な栽培種より、実は小さく、葉や花で草木染めをしたり、種に薬効が期待されます。もちろん食用にも。
このたび、自生地の見学と野生桃の研究をされている瀬戸南高校の苅田実先生に接ぎ木で保護していく方法などを教えて頂く会を開催することになりました。
ご参加申込みはまるみ麹の山辺さんまでお願いします。0866−99ー1028