土砂災害のきほんを学ぼう
- 2018/03/07
- ご縁作りの時間
岡山は地震、津波、火山などの災害が少ない土地柄、防災意識があまり高くないなあと日ごろスタッフどうしで話していたこともあり、防災を考える会を企画できたらと考えていました。
すると、待ってましたとばかりに我が家に舞い込んできた回覧板。土砂災害警戒区域の指定についての住民説明会・・・こんな指定はうれしくないんですが、防災を意識するきっかけになればとテーマを「土砂災害」としました。
幸い講師は地元岡山にいらっしゃいました。
岡山理科大学准教授、佐藤丈晴先生に連絡をとりお話し会をしていただくことに決定。
子ども44名、大人13名+スタッフ4名、後半新たに5名来られて延べ66名の参加でした。
子どもたちには土砂災害の起こるしくみや、土石流がどんなものなのかをスライドを見ながら学んでもらいました。
講演会直前に撮った学校周辺の写真などを交えて説明
大人たちには住民説明会ででた疑問をあらためて先生にぶつけてもらって、より深く理解し対応策を模索しました。
「避難のタイミングは?」
「避難場所は?」
などの質問が出ました。
「美袋駅周辺の人の避難は昭和公民館3Fがベストです」
「昭和小学校にいて、小学校から動けないとしたら川側の校舎の2階へ逃げること。」
「土石流は発生してからではあっという間に飲み込まれてしまう。大雨警報、土砂災害警戒情報が出たらレッドゾーン、イエローゾーンに住む人達は避難を」
「公民館などへの避難は躊躇してしまいがち。それよりも危険区域外に住む親しい友人宅に警報発令時には行く約束を常日頃しておき、楽しくお茶でも飲んで過ごした方がよい」
「昭和中に雨量計が設置されています。参考にして」
「日羽は花崗岩、美袋は粘土質。地質が違います。花崗岩は崩れやすい。粘土質は保水力が高いが限界を超えたときの災害規模は大きくなる」
子どもたちは時にふざけながらも「ぼくのうちは大丈夫かな」と先生からの宿題をしっかり持ち帰って家の人に質問した子もあり、防災企画を継続してゆく必要があるなと手応えを感じました。(スタッフ山本)
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地震の少ない岡山県。昭和地区で一番心配される自然災害はなんだろう、と考えたとき、大雨の後に起こる災害がまず浮かびました。日羽の普門寺の土石流も記憶に新しいかと思います。
土砂災害の防災がご専門の先生をお招きして、どう命を守るか学びましょう。非常食のおやつを用意してお待ちしています。
2018年3月7日(水)
15:00〜16:00 わかりやすい土砂災害のきほんの話
16:00〜16:10 休憩
16:10〜17:10 具体的なこの地域の問題について&質疑応答
参加費:無料 *非常食のおやつ付き!
会 場:昭和公民館 3F 大会議室
お申し込み・お問い合わせ → okayama.kurashi@gmail.com 070-5368-2315(渋谷)